In the Soup // インザスープ


サブスク解禁記念!ハチヤの全曲解説!!


東京野球
2000.11.01 / COCA-50394 / ファーストアルバム / ¥2,970+Tax


  1. 東京野球
  2. 風の子 *
  3. せんこう花火
  4. もともとクラゲの僕達は
  5. 魚の手紙
  6. あの頃は 〜大きなノッポの古時計〜 *
  7. 農夫の女は詩人の女
  8. 星に咲く花 *
  9. 夕立ち
  10. 人生レール 〜2000年型〜
  • * アルバムバージョン

東京野球
#東京野球(al)
いよいよ来たね。言わずと知れたファーストアルバムのタイトル曲。シングルで認められるよりも、アルバムで認められたい!って思うのはミュージシャンの常。メーカーはいろいろ考えて、のシングルカットだし、タイアップとかなんだけど、ウチらとしてはみんな平等!だからアルバム聴いてね!!っていう思考回路(、でしかない)。

一回通しで聴く前にもう書いちゃうね。イントロのEGアルペジオ。「夏の球場、地面が熱くて、蜃気楼」な雰囲気。これ、クランチにChorus一発掛けただけだけど、雰囲気わかるかなぁ。もっと揺れてても良かったんだけど。

これまた、ウチらの好き放題にやった玉手箱な曲ね。みんながいつも聴いてる日本語オンパレードだし、メロも奇をてらわずキャッチー。それでいて(出た、江原氏)、スカ・パンクの要素がちょいと出てきたり。(で、曲すごく短い!イサギヨシ!)

〜今一度聴く〜

えーと。吉田くんが神奈川県平塚市で、アチキは神奈川県相模原市で育った、と。東京、すぐそこジャーン!!中尾ちゃんは宮崎県延岡市、草場ちゃんは福岡県太宰府市ときたもんだ。なーんだ田舎もんの歌じゃー、、、。失礼。分かるよ分かるよ、「バイト君!!」って呼ばれてカチンとくるのは分かるよ!!「ナニクソ!!」って頑張って、デカくなってやるんじゃい!っていうのも分かるよ!!うん、分かる分かる!でもね。

で。「花の都は大東京。そこで野球をしてみたら。まわり同じくイナカモノ。結局なかよくなっちゃって。オレは何をしに来たの〜?」っていうのが(も?)オチじゃない?笑

風の子
#風の子(sg)#東京野球(al)
 言わずと知れたウチらのデビュー曲。リリース日には確か名古屋の栄にいたんだっけな。夜な夜な飲んで、チャリンコパクって乗り回して、、みたいなカワイイ悪さしたはずだけど、記憶薄い。でも嬉しかったなぁ、そりゃ一つの大きな目標だったから。

シングル出る前からプロモーションでラジオ出たり、取材受けたり、これがメジャーか〜、って。PVも予算かけて作ったんだけど、カッコイイ路線ではなく、デビュー作で忍者の格好・・・って撮影しながらちょっと???が浮かんでた。(チョットだけよ〜)

 でもね、人間はすぐに慣れる生き物。そのうち中尾ちゃんを筆頭に忙しすぎておかしくなって「休みくれー」とか、アチキの場合、お肌に出ちゃったりしてね。懐かしい思い出だわさ。

〜改めて聴く〜

 はい。思い出しました。アンプはMesa/Boogieのレクチね。その頃(1997年)から聴いてたThird Eye Blindってアメリカのバンドが好きになっちゃって、フジロックとかでも観たのかな?その人達のトゥルン・キランとしたクリーンとか、ペターっとしてるんだけど抜けの良い歪みに憧れて。「アンプ、何借りる?」って聞かれた時、何も考えずに「メサブギ!」って答えた記憶だけある。笑

 シングル・アルバムのバージョンの違いは、「風はどこから吹いてくるの〜」の部分があるか無いかね!この違いでラジオに多くかかったのなら、喜ばしい。(微妙か・・)

で。一番最後の歌詞「僕を飛〜ば〜せよ〜」の「せ」から「よ」に移るとこ。中尾ちゃんのニュアンスを意識しすぎて、アチキのコーラスが変な感じ。笑

せんこう花火
#東京野球(al)
 久しぶりジュテーム、サブスク解禁を記念しての、この「曲解説」、いや「感想」、いや「エッセイ」、からの「戯言、冗談、ヒトリゴト」。でもまぁまぁ身を削って書いてるんで、オレの死んだ後、いつか誰かがちっちゃい本にまとめてくれて、その印税は残された家族に、、みたいなことも完全に想定していなくもないこともない(どっち?笑)。なので時事ネタ(今の自分の年齢とか、最近コロナがあったねとか)はできるだけ、排除したい。  あえて書くと。コロナで日本中の「祭り」が一時止まったのが残念で仕方がない。

〜改めて聴く〜

 デビュー前からある曲の中で。「今でも」ライブに登場している曲は、実はそう多くない。そんな中でも際立って頻度の高い曲。笑。ジュテームでの登場頻度もスゴインデナイ?。

 もっとフォーキーにも演れるし、もっとオルタナっぽくも演れる。曲がしっかりしてるから、どんな風に演奏してもドッシリ受け止めてくれる。そんな「信頼感」から毎度、ライブに登場するんだろうね。決まった形はあるけど、オレは結構、その時々の気分で好きに演ってる。今ならフレーズ削って一発入魂モード。

 「熱い涙」にも通じる「エモ哀しさ」に溢れた曲。(このコトバ初めて使ったけど、言い得て妙。エモガナシサと読むよ。笑)。アチキのギターはモロに「ヨナ抜き和旋律」ね。歌メロはそれほど「それ」に寄ってない。こういうのも「塗り絵」「映像」感覚なのよね。中心人物の奥の情景・背景がガラッと日本の色彩になる。これがまた、音楽の面白いところ。

で。「いい曲」ってのは、音だけで情景が浮かぶ曲。この曲はPV必要ないなぁ。あれ、、、作ってたっけ?えっ?えっ?ゴメン。誰かオシエテ。笑。

もともとクラゲの僕達は
#東京野球(al)
 こういう曲は実は吉田くんの得意としていたところ。これはその代表曲だね。Pearl Jamみたいな詩的なロックも好きだけど、Drのお師匠さん界隈の影響もあったのかな?その時世を見極めて作ってる感じもする。こういう曲調だと、その後、プロデュースでご一緒させてもらった真心の桜井さん。この方にこの曲やってもらってたら、どんな感じだっただろうって、ちょっとワクワクしてみた(イマ、笑)。

〜改めて、聴いてみる〜

 これも、若いウチらが「なんとしても良いものを」って届けようとした頑張りが感じられる(た)曲。最初のリフも吉田くんご指定だったね、確か。その時から、ギタリストっていうより、音が好きなだけだったから、自分じゃないフレーズも意外とすんなりと受け入れてた気がする。

 この曲もだけど、アルバム通じての「音質」。その時、めちゃくちゃお世話になったRECエンジニア:杉山オサム氏(&エンドウ氏)。ウチらの黎明期を語る上でこの二人はキーパーソン。そして下井草。いまでも「集合時間に遅刻しそう!」とか夢に出るよ。ホントに一心不乱に音楽してた時期だね。

 その場所で、この一曲が生まれたんだね。音楽って奥深い芸術で、4人がメトロノームに合わせて録音しても、必ず共通したリズムの「ズレ」が生じる。それを「ノリ=Groove」ともいうんだけど。この「クラゲ」でいうと、後ろ髪引かれそうな2,4拍のスネアの位置のタメね。ソレを言わずもがなみんなが共有しているのがなんとも心地良い。。

で。2:49の〜「そういえば〜」のくだり。中尾ちゃんのAGは3和音。後からダビングしたアチキが思いついたのか、そこのコードは7thコードフレーズ。本来合うはずだけど、やっぱりカタマリとして別物過ぎて気持ち悪い(分かるかなぁ)。気持ち悪い!っていう前提で聴いてみて!!。笑。


#川(sg)#東京野球(al)
 この曲の解説をするのはちょいとカシコマル。正座して、毛筆で一画一画シタタメたいけど、膝が痛いから無理かぁ。。笑。

 言い換えると「相乗効果」。売り出し中の「若い番組」と、これまた売り出し中の「若いバンド」が、お互いを応援する形で「テーマ曲を使用して・提供して」ガッチャンコ。再認識。マサに「Tied Up」=「結んで、上げる」。その当時、言葉の意味はなんとなく知ってて、業界用語っぽく「タイアップ、どこなの〜?」とか片肘掴みながら軽々しく言ってたけどね。(全くの嘘)

 あえて言わない、絶対ここでは言わないよ!北海道が産んだ、あのオバケ番組。そのテーマ曲に選ばれた時は、ホントにごめんなさい、その番組・出演者の影響力も、その後のご活躍も全く見抜けず、ロケにも同行したけど、一つの楽しい番組ね、としか思ってなかった。嗚呼、無知・想像力の欠如って怖い。全くもって失礼にあたるので「その時に戻れたとしたら」謝る。今は謝らないよ、何故なら?(後述)

〜あえて今回は聴かない〜(また演奏編で!?)

 この曲はおそらく。いろいろなマジックが起きたんだと思う。いつになくメンバーがお互いに注文したし、覚えてるのは「川の感じを出して!(ん、川感?)」「こうダァーっと大河が流れるように!(ほ?)」「サラサラと小川が流れるように!(何となく分かってきた!)」。とかね。なかなか難しいレコーディングだったのだが。。笑。それが見事に結実した曲だと思うのよ。

で。今、謝らない理由。みんなこの曲がタイアップで文句ある?今は笑って握手したい!!

魚の手紙
#風の子(sg)#東京野球(al)
 これはもう、バンドの黎明期を支えてくれた曲ね。この説得力っていうか何だろう、コレ演ればみんな分かってくれる、っていう安心感かな。吉田くんがモリモリ曲を書いた中の1曲だと思う(間違ってたら3年以内に「ちゃうやん、ソレしかし!!」ってコテコテ関西弁で言ってくれたら、訂正するから教えて!)

(で、ちょっと脱線→)それにしても、この記事を書くのにもいろいろネットで調べながら書いてますが。ウチらのWiki情報、いつからかメチャ充実してる。助かってますよー!!ホントにどなたか存じ上げませんが、感謝感謝でございますわ!ご一報くだされば、菓子折りの一つでも持って馳せ参じ、、、ます!(酒も持って!!)

 この曲の0:10〜のリフ、吉田くんが作ったデモのままかな(3年以内には訂正できるからね!)。シンプル。でいて(江原さんっぽくどうぞ笑)、魚が水中を蠢くさまを見事に表現したフレーズ、だと思うのよ。いまでも弾くたびにカッチョエエなぁって思う。

〜改めて聴く〜

 「きんもくせい」。これも秋の曲なんだね。この解説の執筆時点ではもう夜は涼しくなってきて、ちょっと寂しいような、嬉しいような。こりゃまたライブでやりたいス。冒頭にある通りウチらのエモーショナルな部分をこれでもかって表現してるわに(ワニ!?)。また、紙面が。。

で。簡単な「ドレミファソラシド」をどれだけエモく弾けるか選手権があったらオレ、結構自信ある。笑


#東京野球(al)
 はい。どの切り口で行こうか悩んだので、一つ縛りを。「〇〇と〇〇」っていうテーマでこの曲解説。これはインディーズの頃からある大事な曲。成り立ちとか、いずれ吉田くんがどこかで。(振りましたよ!お願いしま!!)なので、アチキは今聴いた実感を、決めた縛りに沿ってソロリソロリと。

 「3和音と4和音」。使ってるコードの話ね。料理で例えると(最近好きで良く作る〜)、3和音は和食でいうサシスセソみたいなもん(乱暴)。味覚をいくつかに分けただけの味。甘い!酸っぱい!とか定番調味料そのままの感じね。この「雨」っちゅう曲は完全に「4和音」な方の曲。例えば、サシスセソに含まれない「出汁」とか「調理法」とかによる複雑さが加わる。ご飯のお焦げが香ばしいとかいいでしょ?しかもこの曲、4和音プラス「テンション」も入ってる。直訳で「緊張」。和食でいうと「胡椒」「山椒」どうでしょう。(オレには分かるぅ、この感覚!)

 「足し算と引き算」。今度は、フレーズの話。音楽家たるもの「若い頃わぁ〜弾きすぎて、歳をとっちゃぁ引き算よ」とは言われたもので、この「雨」っちゅう曲はアチキにおけるその過渡期だわね。20代前半で、こういう大人びた曲調と来たもんだ。意識(背伸び?)しすぎて、「もうちょっと埋めた方が良くない?」と今では感じたり。若気のイタリアン。(嗚呼、もう使わないと心に誓ってたのに。。)でもね、1:07〜Aメロの、雨の雫が右や左に窓を伝っていくようなフレーズ、これは多分これでしかない。That’s right。

「今と昔」。今この曲をリメイクするとしたら。多分、やめとこうって言うと思う。この人生の中で、自他問わず、一度も元を超えた曲に出会ったことがないから。(ゴメン、むしさ〜ん。。)

で。7th(短7度)コードは、「揚げ物」だな。笑
で。。「雨」の解説。いつかリメイクします(超えてやるぞーーー!!)。

あの頃は 〜大きなノッポの古時計〜
#あの頃は〜大きなノッポの古時計〜(sg)#東京野球(al)
〜思い出すためにシングルバージョン聴く〜

 うへ、嬉し恥ずかし懐かしい。ホント久しぶりに聴いた。率直な感想。。。「いいじゃん!!」「若いじゃん!!」「ピチピチじゃん!!」。。

 バンドができた当初から大事にしてきた曲ね。シンプルな良い曲だけど、話せばいろいろ出てくる曲。皆さんご存知の童謡からインスピレーションを受けてできたのもそうだし、もう一つが、、。ここは中尾ちゃんそこんとこ、どこかでヨロシクシェケナベイベ。この曲の成り立ちと共作者ね。とても素敵なエピソード。ハードル上げたぜベイベ!!で、アチキ的には。。

〜確認確認、改めて聞く〜

 そう、ウチらで希少な「3」で割れるいくつかの曲の一つ。冒頭で「ピチピチじゃん!!」といったのもワケがある。クリック聞きながら(ピッ、コッ、コッが一般的)3拍子でやってるんだけど、「サラッと」何事もなかったように正確に「4拍子」のサビへ。よく出来たね。若い頃のウチらを褒めてあげましょ!そう、頭のピチピチ度が今とはワケ違う。「あの頃は」、何でも試して、頑張って出来て、嬉しくて、勢いでリリースして。

 今の自分は「そんなんクリックなんか聞かないで、フリーに好きにやったらいいじゃん。」とか言うはず。(歳をとるってイヤね。)

 そんな若い頃のパッションが詰まった一曲でございますが、アルバムバージョンが、これまた別曲って言っていいほど、実験的なアプローチでございます(これ別記事だな)。

で。シングルバージョンのギターソロがエモいことエモいこと。笑。よくやった!!

農夫の女は詩人の女
#東京野球(al)
 さぁチャレンジ。自分の貧弱な記憶(脳みそ?)を鍛えるために、聴く前に散々思い出して書いてみよう(トライトライ!)。。超お久しぶりなこの曲。これも吉田ワールドね。ウチらに珍しい「3で割れる」&「テンションコード」&、、、で、何でしょう?たぶんアチキにしてはこの曲エレキ弾いてないかも。そう、レアだぁ。。(おっこのまま記事書けそう!)まだ聴かずに行く。そう、Kちゃんもアコべだったね。そう、超アンプラグドな曲。懐かひ。

 思い出される風景。下井草ってとこに当時のウチらの隠れ家(事務所のスタジオ)があってね。練習も出来たし、RECも出来た。ここから生まれた曲たちは数知れず。そこの真ん中に溜まり場があって、ここでこの曲を演奏した絵面を覚えてる。もしかしたら綺麗に録りたくないんで、あえてせーのでそこで録ったのかも。(うーん、そんな気もするがこれは答え合わせで)。

 今、暴露すると(深呼吸。ふぅ。。)。バンド組んだ当時、B♭とかあんまり出てこないコードを知らなかった。もちろんテンションコードもなに?。響きはモチロン分かるけど、コレ何てコード?ってね。そう「耳コピだけ(ホントに好きなのはスコア買った)」でその後の礎を築いたのだ(勉強しろ!)。今でこそ動画で無料レッスンモドキみたいのやってるけどね。「取りに行く」と「与えられる」は雲泥の差。今の若いヤ。。。(ヤメトコ。笑)

〜ここで聴いてみよう〜

さぁ、この記事前半の答え合わせ。大体合ってたんだけど、間奏の「Electric Jazz Trio」編成は完全に忘れてた!(コレまた、緻密なこと。。笑)

で。歌詞の意味は正直ワカラン。。笑。
で。。Jazzの素養がないもんで(ちっとはそれっぽい単音弾けよ、オレ)。
で。。。、2:32の「ヴァ」が仏語。

星に咲く花
#あの頃は〜大きなノッポの古時計〜(sg)#東京野球(al)
 これも思い出あるなぁ。その当時の24時間テレビ、愛知地区(CTV)のイメージソングに選ばれたウチらは、実際に愛知に行ってソレを盛り上げてきた。。

ごめん、嘘ついた。実際そん時、長い期間テレビ収録をやることもなかったし、そんじょそこらに著名なタレントさんがいらっしゃるし、半分初体験ツアーみたいな感じ(だったと思う)。その中でもアチキは、セイン・カミュさんと会話出来たのすごい嬉しくて、今でもよく思い出す。あと、女子アナの皆さんの美、、、やめとくね。笑。

〜シングルとアルバムの違いはコレ如何に!〜

 すごい「フレッシュ」な、何としてでも聴かせたい!っていう情熱を感じた。アレンジにしても、整理整頓を心掛けつつ、フレーズ的な熱さ、アンサンブル的な熱さも大事にしたんだね!って今更ながら感心。タイアップが決まって曲作ったのか、またはその逆なのかは覚えてないけど、何せ「頑張った!」っていうのが感じられてすごく嬉しい。

気をてらわず、ひたすら真っ直ぐに。アチキのギターも、ちゃんと歌えてるね。今の感性なら、ギターのダビングを減らして、鍵盤入れたいところだけど、リメイクは絶対しないので、考えるのヤメタ!笑。

で。中尾ちゃんの「星に咲く」の部分のメロディー。今までホントに正解を聴いたことない。ね!吉田くん。

で。。後奏の長さが20秒長いのがアルバムバージョン。

で。。。シングルの方の終わり方。カッコいいんだけど、初めて聴きました!!(全く記憶にない、笑)

夕立ち
#東京野球(al)
 この曲の「映像」を解説。(要はその当時のアチキのアタマん中で描いてた風景。)

 まだまだ明るい夕方手前。不意に現れた雲たちが、どんどん集まり暗くなる。抜けた空に明るいところ、暗いところ。ようやく雨が降ってきた。遠くの方で雷鳴が(これが間近でオチてたらカミナリって曲になっちゃう。笑)。雨粒がアスファルトの上を盛大に跳ねると、次第に明るくなってきた。ほんの一瞬の出来事。それが背景・出来事。

 塗り絵。そう、その背景を描いてる感覚。ソレに尽きる(感じてくれるか感じてくれないかは別として。その風景を表現しようと思って、、(恐れ多いな、)頭の中の映像をそのまま音に変換)。陳腐になっちゃうけど、ギターフレーズを当時の思考回路とともに(あー懐かし恥ずかし)。レッテルを順を追って解説。読みながら想像してみてね。

 [Intro]頭が回転しそうな都会のセワシなさ。[A]そんな中、小猫も生き辛そうにしている。[B]Minorコードが雷→雲を連れてくる。[サビ]歌詞を聴いてほしいので邪魔せず本題。飛んで飛んで[間奏]ここで「はしゃぐ銀色」を時間差で表現。。

 みたいな感じかな。当時の作ってる感覚と、イマ文章で書いてる感覚はもちろん違うんだけど、やっぱり近しいものがあって嬉しい。(なーんだ、アチキ結構歌詞読んでるじゃん!意識してないって言いましたー、前の記事でー、笑)

で。夕立ちとか、台風とか、雷を眺めるのって大好き〜。だって、自分のちっぽけさがコレほどまでも分かる現象って他にないから!!

で。。もちろん、安全確保の上は間違いない。外なら間違いなく誰よりも早く逃げる。笑。

人生レール 〜2000年型〜
#東京野球(al)
〜これ一回聴くナリ、コロ助ナリ〜

 2000年型。今となっては型式古い。今から(執筆当時)で、23年落ち?車でいうと旧車の部類に片足突っ込み。昔の角張った古いクルマが味があっていいんだよ(書きかけた自分の車遍歴一日分一切カット!最初のクルマはプリメーラ!)。

で、この曲も、コレより前に年式の古いのがあったとすると、ほぼウチらの結成当時近くからあったことがよく分かる。

〜コレ全然覚えてるけど、念のためもう一回聴く〜

 超イントロ、ドン。ではなくて。曲冒頭の中尾ちゃん一人エレキパート。こういうのいいよね(何が?)。この冒頭の「フラフラ感」。まさに表現(で、何?)。彼が意図したか、意図してないかは別として、今、コレを聴いた、この部分の感想。

 「ポンコツ列車がお客を乗せて、エンジン始動→絶不調、なんとか走り〜出したけど、坂道クダリ登り坂。コレが人生、いろいろあるよ」

 ってぇもんだ。(趣味で落語やろうかな、笑)&(もちろん冒頭フラフラは「狙い」。0:25くらいから焦りだしてクリックに合わせに行く中尾ちゃんが、カワイイ)。 

 で、いろいろ話し過ぎちゃうとこの曲に失礼なような気がしてて。なので、別の角度から。ウチらは好きな音楽の系統がその当時甚だ違ってて、それが融合してこの音楽ができてる!ってまとめ方ができるよね(たぶん異論なし)。

今忌憚なくそれぞれの「人間性」だけでみてみると、「センスの塊、天然の塊、音感の塊、表現の塊」に大別できる。それぞれ誰のことか分かるかな?前の記事を読み解けば、自ずと答えは明らかに〜。。

で。3:59。ライブで演るとき、中尾ちゃんがいつもココでオレを見る。ここが相当好きなのね。オレ的には「ff / Hound Dog」へのオマージュ。いいよね。笑



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